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ダービーで完勝し、リーグ4連勝のクロップ監督「今日は完璧だった」

text by 編集部 photo by Getty Images

ダービーで完勝し、リーグ4連勝のクロップ監督「今日は完璧だった」

ダービー完勝に満足のユルゲン・クロップ監督【写真:Getty Images】

 ドイツ・ブンデスリーガ第23節が現地時間28日に開催され、MF香川真司の所属するボルシア・ドルトムントはホームでDF内田篤人の所属するシャルケと対戦して3-0で勝利している。

 試合前に「他のどの試合よりも重要な試合」と語っていたユルゲン・クロップ監督。試合後の記者会見で3-0とライバルに完勝したことに「今日は完璧だった」と、喜んでいる。

 試合自体も「素晴らしい試合」と話し、「初めと最後はボールを回し、スペースを有効に使えていた。そしてゲーゲンプレスもしっかりと機能し、我々のサッカーを示していた」と、感想を述べている。

 試合を振り返り「前半は決定的チャンスが多くありながらも決めきれなかった」、と攻め込みながらも得点は奪えなかったが、「重要だったのは、我々はナーバスにならなかったこと」と、焦りは無かったようだ。

 そして「後半77分までも良くできていた」と、先制点を奪う前までも試合内容は良かったと明かしている。

 78分にFWピエール=エメリク・オーバメヤンが先制点をきめて、マスクパフォーマンスを行ったことについては「とても驚いたよ。知らなかったからね。ポジティブなのは彼が得点を獲る自信があったということだ」と、得点を決めるために準備をしていたことをポジティブにとらえている。しかし、その直後にイエローカードを出され「好ましくない。いつも忍ばせているのかもしれないけど、ダメだと彼に言うよ」と、余計な警告をもらってしまったことに苦言を呈した。

 今季初ゴールをようやく決めたMFヘンリク・ムヒタリアンには「ユベントス戦で出場したことが大きな前進になった。守備に関しては今までの中で一番」と、称賛。そして「みんなが彼のゴールを期待していた。これでやっと解放されるだろう」と、話している。

 ダービーで完勝し、リーグ4連勝となったドルトムント。しかし、クロップ監督は「最大で勝ち点差が(降格圏内と)5ポイント離れているが、明日の午後までわからない」と、残り試合の結果次第で縮まることも考えている。そして「4連勝はしたけれども残留争いはまだ続く。油断してはいけない」と、気を引き締めた。

 それでも「90分間試合を楽しみ、興奮させる。これがドルトムント」と、本来の輝きを取り戻しつつあるチームに手ごたえを感じている。

【了】

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