アニメファンとサッカーファンの共通点とは?
今年は川崎フロンターレがオリジナルキャラクター「カワサキまるこ」を発表して反響を呼んだが、ここ数年、ゴール裏に痛ゲーフラが林立したり、ネットにJクラブのユニフォームを着たアニメ調のキャラクターを描いたイラストが溢れたりと、アニメファン側からのスタジアムへの浸透は自主的に始まっている。
それらはコアなサッカーファンやウルトラっぽいサポーターからすると煙たいものなのかもしれないが、入場者層が高齢化・硬直化しているとの危機感が高まっている現在、新しい仲間を迎える試みはいくつもあっていい。
東京Vの新熊氏は、アニメファンを「熱量がある」と表現していた。そしてそこには共通点がある。シーズンチケットやオーセンティックユニフォームを購入してクラブの財政を支えるJクラブのサポーターと、お布施としてブルーレイディスクを購入してTVアニメ2期実現につなげるアニメファンとのあいだには親和性があるはずなのだ。
廣岡氏は「お互いを知るきっかけ、ゼロを1にする一助にしたい」と言っている。そうしたムーヴメントが起これば、沈滞気味の日本サッカー界に活を入れる結果になるだろう。J2という下のカテゴリーからわきおこってきたこの機運を大事にしたいものだ。
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