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CLベスト16、2ndレグ。バイエルンに挑むシャフタール。情勢不安の中で健闘、V候補にひと泡吹かせるか

text by 海老沢純一 photo by Getty Images

シャビ・アロンソ不在も選手層に不安ないバイエルン

 データ上では9勝18敗で勝ち抜け率は33.3%。ホームでの初戦でドローに持ち込んだとはいえ、やはりシャフタールにとっては厳しい結果となっている。

 さらにウィリアムヒル社のオッズでも、バイエルンに1.17倍、ドローに6.5倍、シャフタールに21倍と、ベスト16の全8試合でもっとも高い配当となっている。

 特にバイエルンは今季のブンデスリーガでホーム戦12試合を行い、11勝1分け。さらに、その内容を見ると40得点4失点と圧巻の成績を残している。CLグループステージ3試合でもマンチェスター・シティ(1-0)、ローマ(2-0)、CSKAモスクワ(3-0)と全勝。ここまで全ての大会を通してホームでは無敗とキープしている。

 1stレグで退場処分となったシャビ・アロンソは、ここまでブンデスリーガ24試合で21試合に出場(19先発)するなど、グアルディオラ監督からの信頼も厚い。

 それだけに、このプレーメイカーの不在は戦力ダウンとなるが、それは“バイエルン基準”でのこと。中盤ではシュバインシュタイガーやアラバ、さらには24歳のセバスティナ・ローデも高いスキルを持っているだけに選手層に不安は少ない。

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