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CLベスト16、2ndレグ。レバークーゼン、13季ぶり8強へカギを握る“内田の親友”。アトレティコはDFに不安

text by 海老沢純一 photo by Getty Images

昨季のファイナリスト撃破で殻を破れるか

CLベスト16、2ndレグ。レバークーゼン、13季ぶり8強へカギを握る“内田の親友”。アトレティコはDFに不安
パパドプーロスのパフォーマンスがレバークーゼン勝ち抜けのカギを握る【写真:Getty Images】

 対するレバークーゼンもDFラインに不安を抱えている。DFリーダーのトプラクは出場停止から復帰したものの、ベテランCBスパヒッチが負傷離脱。このボスニア・ヘルツェゴビナ代表は34歳となった現在でもレバークーゼンにとって欠かせない存在である。

 1stレグに続いて先発が予想される内田の親友、パパドプーロスのパフォーマンスがレバークーゼン勝ち抜けのカギを握るといえるだろう。

 それでも、現在のチーム状態は上々だろう。ブンデスではフライブルク、パダーボルン、シュトゥットガルトと下位チーム相手とはいえ3連勝中。1stレグ、延長でカイザースラウテルンを下したDFBポカールを含めると公式戦5連勝と波に乗っている。

 この間に挙げた計9得点は、チャルハノール、ロルフェス、パパドプーロス、ソン・フンミン(2得点)、ナシメント、ドゥルミッチ(2得点)、ベララビと7人にも及んでおり、「どこからでも得点を狙える」という自信を持って試合に臨めるはずだ。

 レバークーゼンにとって、ベスト8に進出すれば決勝に進出した01-02シーズン以来。当時は2次リーグも戦っていたため、現行の形となってからは初のベスト16突破となる。

 ジダンのスーパーボレーで敗れた13年前は、バラックやゼ・ロベルト、ルシオやノイビルなど世界的なトッププレイヤーを抱えていたが、その後はドイツ内で2、3番手を争う存在に留まっていた。

 ここで昨季のファイナリストであり、マドリードのもう1つのチームであるアトレティコを破れば、チームとしての殻も破れるはずだ。

【了】

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