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勝負強さを発揮した浦和。DF槙野は相手のポゼッションを称賛も「持たせていた」

text by 編集部 photo by Dan Orlowitz

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槙野智章【写真:ダン・オロウィッツ】

 明治安田生命J1リーグ1stステージ第5節が12日に行われ、浦和レッズは試合終了間際に同点ゴールを奪い、川崎フロンターレと引き分けた。

 試合後、浦和のDF槙野智章が報道陣の取材に応じた。

 相手にボールを持たれるなど、我慢の時間が続いた。だが、1点は奪われたが、その他の場面はしっかり耐えた。

 ビハインドを背負った浦和が前に出ると、川崎の大久保嘉人やレナトがカウンターからのチャンスを狙っていたが、「僕たちが攻めている時こそ、彼らに対してしっかりケアすることは90分心がけた」と槙野が言うように、攻守のバランスに気を配ったことで最少失点で持ちこたえた。

 特に前半は中盤で後手に回った。これについては槙野も「ボールの動かし方は褒めないといけない」と相手を称賛する。それでも意識としては「持たせている状況」であり、「無闇にボールを追いかけることもなかった」という。自分たちの予測を上回るような攻撃はさせなかった。

 そうした落ち着いた対応が後半の反撃に繋がり、終盤の同点ゴールに結びついた。「試合が拮抗した中で、決めるべきところを決めるのは強みだと思う」と槙野は胸を張る。

 勝負強さを発揮した浦和がこの日に得た勝ち点1は、ステージ優勝に向けて大きな意味を持つだろう。

【了】

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