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【海外メディアはこう見た】マンチェスター・ユナイテッドvsマンチェスター・シティ

text by 編集部 photo by Getty Images

シティが幸先良く先制! しかし…

 先制点はシティ! 8分、シルバからの折り返しをアグエロが押し込んで1-0。アグエロは6試合ぶりのゴールとなった。


 
 英紙『ESPN』のライター、ミゲル・デラネイ氏は「シティのクオリティは高い。だが、この数か月の間このフットボールはどこへ行ってしまったんだ?」とこれまでの不調ぶりに疑問を呈した。


 
 アグエロの先制ゴールに元シティの“悪童”バロテッリは「黙っていろ」とユナイテッドファンにキツイ一言をお見舞い。「Stand up and shut up」はアメリカの映画『ロック・スター』で登場する架空のロックバンド「スティール・ドラゴン」の楽曲「Stand up and Shout」をもじったものとみられる。苦しみからの解放がテーマとなっている歌だが、バロテッリの今の心境を表している?


 
 しかし、ユナイテッドも負けじと同点ゴールを奪う。14分、デ・ヘアのフィードを受けたエレーラのクロスから最後はヤングが押し込んで1-1とした。


 
 英紙『フォー・フォー・トゥー』は「防ぎようがない得点。ヤングがホームを激しく揺らす」とヤングのゴールを称賛。


 
 27分にはユナイテッドが追加点を奪う。ヤングのクロスにフェライニがヘディングで合わせて2-1と勝ち越しに成功した。リプレイを見るとギリギリオフサイドはないように見える。


 
「フェライニのゴールの喜びはスペインのとある人物まで広がっている」。“とある人物”とはもちろん、フェライニを獲得した当時の監督、デイビッド・モイーズのことだ。


 
 ゲーリー・リネカー氏は、クリシのスペルと“cliche”(=型にはまった、決まり切った)を交えて「クリシがディフェンスを出来ないのは、フットボールが始まった時から決まりきっていることだ」と独特の表現でフェライニのマークに付いていたクリシの守備を酷評した。


 
 劣勢のシティはキャプテンのコンパニがブリントに強烈なタックルをお見舞い。


 
 英紙『BBC』のライター、フィル・マクナルティ氏は「オールド・トラフォードのファンはコンパニのブリントへのタックルに対してレッドカードを要求している」とコメント。


 
 元ユナイテッドで現在は『BBC』のコメンテーターを務めるフィル・ネビル氏は「コンパニは非常にラッキーだ」と、イエローカードで済んだことに異議を唱えた。


 
 前半は2-1でユナイテッドリードのまま後半へ。

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