リバプールが獲得を示すPSVのFWメンフィス・デパイ【写真：Getty Images】

　リバプールがPSVのオランダ代表FWメンフィス・デパイの獲得に興味を示している。

　エールディヴィジで21得点を挙げ、PSVの7年ぶりの優勝に貢献したデパイは、この夏に欧州で最も注目されるストライカーの一人だ。

　PSVはデパイを夏に売却することになると認め、多くのクラブが関心を寄せていることを明かした。その一つがマンチェスター・ユナイテッドだが、リバプールも2500万ポンド（約45億円）前後と言われるデパイの獲得に動くと噂されている。だが、ブレンダン・ロジャース監督は素晴らしい選手だと認めつつ、オファーについては明言を避けた。

　同監督は「私のことは知っているだろう。選手に関する憶測については、どちらとも言えない」と述べる一方、デパイについては「素晴らしいタレントのある選手なのはもちろんだ。だが、私はどちらとも認めたくない」と答えるに留まっている。

　ルイス・スアレスがバルセロナに去った今季、リバプールは得点力不足に苦しんだ。スアレスがいなくなったのに加え、ダニエル・スタリッジが負傷でシーズンの大半を棒に振り、夏に獲得したマリオ・バロテッリとリッキー・ランバートはインパクトを残せていない。

　ロジャース監督は「来年の我々に相手ゴールへの脅威が必要なのは明らかだ」と課題点を挙げ、「私が多くの選手を見ることは確かだね。あとは獲得できるかどうか、クラブが決めることだ」と、ストライカーの補強が必要だという見解を示した。

「我々はストライカー獲得を優先事項としている。まずは獲得可能かどうかをみてみよう。それからだ」

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（※）本記事はインデペンデント紙との独占契約により、Football.Blueが日本での配信を行っています。