「ポッツォ会長自身が優秀なスタッフ」
インテルで活躍するGKサミール・ハンダノビッチ【写真：Getty Images】
ポッツォ氏のビジネスで象徴的なのはハンダノビッチの例だ。2004年、スロベニアの小クラブに在籍していた彼は、ウディネーゼのスカウト部門のトップを務めるアンドレア・カルヴァネーレ氏に見いだされてイタリアへ渡った。
その時かかった費用はレンタル料1万ユーロと完全移籍のための移籍金3万ユーロだった。その後インテルへ売却した際の移籍金は1500万ユーロだった。
カルヴァネーレ氏はサンチェスやアサモアを発掘した実績を持つが、昨年3月に『コリエレ・デッロ・スポルト』の取材に対し「ポッツォ会長自身が優秀なスタッフだ。様々なクラブの会長や代理人を通して有望な選手をリストアップし、私がスカウトを派遣する。やりがいのある仕事で、数年後に開花した選手の姿を見るのは誇らしい」と自身の仕事について語り、加えて会長の働きぶりを讃えた。
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