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前半戦最下位のドルトムント、1部残留が決定。後半戦に巻き返しに成功

text by 編集部 photo by Getty Images

前半戦最下位のドルトムント、1部残留が決定。後半戦に巻き返しに成功

来季も1部で戦えることが決まったドルトムント【写真:Getty Images】

 ドイツ・ブンデスリーガ第31節が現地時間2日と3日に各地で行われた。

 ここまでで、すでにリーグ優勝はバイエルン・ミュンヘンに決定。さらにチャンピオンズリーグ(CL)出場権獲得チームも決定し、本戦の出場権をヴォルフスブルク、ボルシア・メンヒェングラッドバッハ、レバークーゼンの3チームで2枠を争うのみになっている。

 ヨーロッパリーグ(EL)出場権と残留争いはまだ多くのチームに可能性が残されており、どのチームも必至だ。

 前半戦わずか4勝しかできず、まさかの最下位で折り返すこととなったボルシア・ドルトムント。それでも後半戦の巻き返しに成功し、EL出場権獲得を争うところまで来ている。2日に行われたホッフェンハイムとのEL出場権争い直接対決はドローに終わり、浮上のチャンスを逃してしまった。

 EL出場権を争っているとはいえ、下位との勝ち点差を詰まっており、30節終了時点ではまだ降格の可能性もゼロではなかった。

 翌31節の試合で、17位だったハンブルガーSV(HSV)がマインツに勝利。この結果自動降格圏の17位ハノーファーは勝ち点が「30」、入れ替え戦圏内の16位フライブルクも同様に「30」となり、残り3試合で最高勝ち点は「39」までしか届かない。そのため、勝ち点「40」で9位につけるドルトムントの1部残留が確実になった。

 前半戦を最下位で折り返した時には、降格をささやかれ、ハンス=ヨアヒム・ヴァツケCEOも2部リーグのライセンス承認条項を確認するなど、危機的状況だったがひとまずは安心なようだ。

 リーグ残り3試合をEL出場に向けて突き進み、その先のDFBポカール(ドイツカップ)優勝を目指す。

【了】

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