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リーグ制覇のチェルシー監督、父親の入院で一時帰国を明かす

text by 編集部 photo by Getty Images

父親の入院で帰国していたチェルシー監督「チャンピオンにふさわしい」

父親の入院で大一番を前に帰国していたジョゼ・モウリーニョ監督【写真:Getty Images】

【チェルシー 1-0 C・パレス プレミアリーグ 第35節】

 イングランド・プレミアリーグ第35節が現地時間3日に行われ、チェルシーはホームでクリスタル・パレスと対戦している。

 勝利で文句なしの自力優勝が決まるチェルシーは前半のアディショナルタイムにMFエデン・アザールがPKを獲得。本人がキッカーとして蹴ったが、一度は防がれてしまう。しかし、そのリバウンドを再び自身がヘッドで押し込み先制。最後までその1点を守りきり勝利し、5季ぶり5度目のリーグ優勝を飾った。

 試合後、ジョゼ・モウリーニョ監督は父親が病気で病院に運ばれていたことを明かしている。優勝のかかった大事な試合を前に家族が災難に見舞われた同監督は「レスター戦の後すぐにプライベートジェットでポルトガルに向かった。一番困難な時期に一緒にいてあげたかった」と、コメント。その甲斐もあって「その後は安定して、いまは快方に向かっている。自分も落ち着いた気持ちだよ」と、安堵している様子。

 優勝したチームについては「開幕戦からフットボールに必要な要素全てを出し切ってきた」と、1シーズン続けてスタイルを貫き通したと感じている。

 アーセナル戦では”退屈なサッカー”と批判されたが「全てを出し切ったから我々はチャンピオンになれた。チャンピオンにふさわしい。誰もがわかっているはず」と、自分のチームに誇りを持った。

 そして、「選手たちも気分は良いだろう。ふさわしい結果だ。もうリラックスしてもいい」と、優勝を勝ち取った選手たちをねぎらっている。

 また同監督は、残りの3試合も全力を尽くすと語ったが、「疲れた。少し休養が必要だ」とも漏らしている。

【了】

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