市場価格は約33億円。今オフの売却が有力に
指揮官に続いて、1人の選手がBVBを去ることになった。4月30日、ボルシア・ドルトムントは公式HP上でイルカイ・ギュンドアンと現行の2016年6月までの契約を延長しないことを発表する。
同HPは「ボルシア・ドルトムントとイルカイ・ギュンドアンの間の共同作業は遅くとも2016年に終わる」としている。
「遅くとも」というのは、ギュンドアンは契約を延長しないという決断を下したが、現時点で具体的な獲得のオファーは届いておらず、ギュンドアンがドルトムントで2016年までプレーする可能性も残されているからである。
しかしそうなると、ドルトムントが2500万ユーロ(約33億4800万円)とされる移籍金を得ることが出来なくなってしまう。やはり今夏での売却が有力視されているところだ。
4日付のキッカー紙にミヒャエル・ツォルクSDは「イルカイ(・ギュンドアン)は24歳で、今は別の可能性を模索している。非常に残念だが、受け入れなければならない」とコメントを残した。
ギュンドアンは1990年10月24日、シャルケの本拠地であるゲルゼンキルヒェンに生まれている。2005年にボーフムU-17に加入して、サッカー選手としてのキャリアが姿を見せ始めた。2009年にニュルンベルクに移籍すると、その年の8月にブンデスリーガ・デビューを飾っている。