絶対王者のイタリア国内から一転、欧州ベスト4では“弱者”
現地時間5日に行われるチャンピオンズリーグ(CL)ベスト4、1stレグ。初日はユベントス対レアル・マドリーの一戦が行われる。
2日のセリエA第34節でサンプドリアを1-0で下し、リーグ4連覇を達成したユベントスは、良い流れを維持してホームでの一戦を迎えたい。
対するレアル・マドリーは、同じく2日のリーガエスパニョーラ第35節セビージャ戦で2失点を喫しながらもクリスティアーノ・ロナウドのハットトリックで3-2と勝利を挙げている。
では、恒例のウィリアムヒル社のオッズを見てみよう。ユベントスの2.87倍、ドローに3.2倍、レアル・マドリーに2.5倍と、ややアウェイチーム有利の配当となっている。
さらに、2試合トータルで次戦進出チームを予想するオッズでもユベントスに2.75倍、レアル・マドリーに1.4倍とマドリーの勝ち抜けを推している。
この両チームの過去の対戦成績はユベントスの7勝、レアル・マドリーの8勝、1度のドローとほぼ互角。直近の対戦は、昨シーズンのグループステージでレアル・マドリーのホームでは2-1とマドリーが勝利。ユベントスのホームでは2-2のドローに終わっている。
ユベントスは、イタリアでこそ4連覇王者として圧倒的な強さを誇ってはいるが、CLでのベスト4進出は準優勝した02-03シーズン以来。レアル・マドリーの他、バルセロナ、バイエルンという計4クラブの中では、やはり“アンダードッグ(弱者)”という立場となるだろう。
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