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L・エンリケ監督「誰が嫌いだと言った? 三冠と言う言葉は大好き」

text by 編集部 photo by Getty Images

L・エンリケ監督「誰が嫌いだと言った? 三冠と言う言葉は大好き」
バルセロナを率いるL・エンリケ監督【写真:Getty Images】

 バルセロナのルイス・エンリケ監督は5日、6日に行われるチャンピオンズリーグ(CL)準決勝1stレグ・バイエルン戦の前日記者会見で同試合について言及した。

 L・エンリケ監督は、FWロッベンやFWリベリなど負傷者が多いバイエルンと対戦するにも拘らず「選手の離脱が決定的になるほどバイエルンはやわじゃない。彼等の危険性に変わりは無い」と、警戒心を強めた。

 バルサの下部組織で共に監督の道を歩み始めたグアルディオラ監督と再会するL・エンリケ監督は「ペップに勝たねばいけないのではなく、歴史的なチームとの対戦を頭に入れている」と、監督にではなくバイエルンに重視するように心がけた。

 バイエルンについては「ペップ監督が就任してから違うスタイル。前からあった長所に自身のスタイルを付け加えた。今見ているバイエルンは好きだよ、ヨーロッパでも最高のチームの一つだ。最前線は強力だし失点も少ない」と、絶賛した。

 悪運を呼ぶと言われているせいか、監督も選手達も三冠の可能性は主張しない様に気を付けているが「誰が嫌いだと言った?三冠と言う言葉は大好きだ。達成できる状況に置かれているが獲らぬ狸の皮算用をしてはいけない」と、野心を示しながら冷静を装った。

 試合のアプローチに関しては「ペップ監督が我々の戦術に関して疑問があるとは思わない。選手達のことはもちろん、私のこともよく知っているしね。ボールを必要とする2チームであり、ヨーロッパで観戦できる中で最も魅力的な1試合だと思う。私だったら見逃さない」と、両チームのポゼッションの好みを語った。

 また、自身の不明確な去就については「今現在のこと以外について話すことは何もない。フットボールでは2日後以外の予定は無い。クレ(バルササポーター)には試合以外のことは興味ない」と、またもや明らかにしなかった。

【了】

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