【レアル・マドリー 1-1 ユベントス　欧州CL準決勝2ndレグ】

　UEFAチャンピオンズリーグ準決勝2ndレグが現地13日に行われ、レアル・マドリーはホームでユベントスと対戦した。

　トリノで行われた1stレグではユベントスがマドリーを2-1で下した。2ndレグでは前回対戦で出場できなかったポール・ポグバとカリム・ベンゼマがそれぞれ先発復帰。尚、イケル・カシージャスは歴代トップタイとなるCL通算150試合出場を達成した。

レアル・マドリー（4-3-3）
GK：イケル・カシージャス
DF：ラファエル・ヴァラン、セルヒオ・ラモス、マルセロ、ダニエル・カルハバル
MF：トニ・クロース、ハメス・ロドリゲス、イスコ
FW：クリスティアーノ・ロナウド、カリム・ベンゼマ、ガレス・ベイル

ユベントス（4-4-2）
GK：ジャンルイジ・ブッフォン
DF：ジョルジョ・キエッリーニ、レオナルド・ボヌッチ、シュテファン・リヒトシュタイナー、パトリス・エブラ
MF：ポール・ポグバ、クラウディオ・マルキージオ、アンドレア・ピルロ、アルトゥーロ・ビダル
FW：アルバロ・モラタ、カルロス・テベス

　試合が始まると、両チームとも慎重な立ち上がりを見せ、先に失点しないようバランスを意識した戦い方を選択。

　マドリーは11分、エリア手前左からロナウドが直接FKを狙うも枠を捉えられず。

　ユベントスは14分、エリア手前正面からビダルが左足でミドルシュート。一方、マドリーも20分にベイルが左足でブレ球シュートを放つが、互いにGKに弾かれてしまう。

　試合が動いたのは23分。エリア内に侵入したハメス・ロドリゲスがキエッリーニに倒されてPKを獲得。先週末のリーグ戦で失敗したロナウドが今回はゴール真ん中に蹴り込み、貴重な先制点を決めた。

　ロナウドは29分にもカウンターから得点する機会があったが、パスを選択してしまいチャンスを生かせず。直後に2本のCKからセルヒオ・ラモスとベンゼマがそれぞれゴールを狙うがGKに阻まれる。

　41分、後方からのロングパスを絶妙なトラップでキープしたロナウドが左足を振り抜く。しかし、シュートはサイドネットへ外す。

　前半はマドリーが1-0で折り返し、ハーフタイムを迎える。

　後半に入ると、マドリーが主導権を握りながら攻勢をかける。しかし、ユベントスが一瞬の隙をついて同点に追いつく。57分、後方からパスをエリア内でポグバが競り勝ち、こぼれ球を拾ったモラタが胸でトラップした後に左足でゴール正面に叩き込んだ。モラタは1stレグに続いて古巣から得点。

　このままだと敗退が決まってしまうマドリーは積極的に前へ仕掛け始める。63分、左サイドの崩しから最後はエリナ内でベイルがシュートを狙うも相手DFに阻まれる。

　マドリーは67分にベンゼマを下げてFWエルナンデスを投入。直後にハメス・ロドリゲスが左足で際どいシュートを放つも枠を捉えきれず。

　ユベントスは70分、マルキージオがエリア内で絶好の決定機を迎えるもカシージャスに防がれ、勝ち越し点は奪えず。

　マドリーは73分、左サイドからのクロスにベイルが昨年のファイナルで挙げた決勝点同様の位置からヘディングシュートを放つもバーの上に外す。

　守勢にまわるユベントスは79分にピルロに代えてDFバルザーリを起用し、逃げ切りを図る。

　マドリーは敵陣で攻め込む時間が続いたものの、最後までゴールを割ることができず、1-1のまま終了。ユベントスは2試合合計スコアを3-2とし、2002-03シーズン以来12季ぶりの決勝進出を決めた。

　尚、ユベントスは6月5日にベルリンでバルセロナと対戦する。

【得点者】
23分 1-0 ロナウド（レアル・マドリー）
57分 1-1 モラタ（ユベントス）

【了】