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アンチェロッティ監督、契約続行を希望するも「クラブが決めること」

text by 編集部 photo by Getty Images

アンチェロッティ監督、契約続行を希望するも「クラブが決めること」
カルロ・アンチェロッティ監督【写真:Getty Images】

 チャンピオンズリーグ(CL)準決勝2ndレグが現地13日に行われ、レアル・マドリーはホームでユベントスと1-1で引き分け、合計スコア2-3で決勝進出を逃した。

 カルロ・アンチェロッティ監督は試合後の記者会見で、「チームは全力を尽くした。たくさん攻撃してゴールチャンスも多く作った。後悔があるとしたら1stレグだ。今夜のようなインテンシティーではなかった」と、この日のチームの試合内容には満足感を示した。

 試合中にFWカリム・ベンゼマしか交代しなかったことについては「ヘセを投入することもできたけどクロスを送る場合、クリスティアーノとベイルのヘディングがあった方が良い」と説明した。

 無冠に終わった場合、解任されると言う情報が浮上していたが「私は何も言わない。クラブが私のこの2年間の仕事に満足しているのなら続けられる。満足していないのなら決断を下すべきだ。私はここに残りたいけどフットボールの仕組みはよくわかっている」と述べた。

 なお来季の補強については「今はそれについて語るタイミングではない。とてもとても強いチームがあると思っているしね」と付け加えた。

 アンチェロッティ監督は9日に行われたバレンシア戦の後、審判へ執拗に拍手したことによって2試合の出場停止処分が下された。今夜がベルナベウのベンチでの最後の試合となったかもしれないが「なぜ処分を受けたか分からない。私は試合中ずっと応援してくれていたスタンドに拍手しただけだ」と、リーガの規律委員会の決断に不満を示した。

 なお謙虚で有名なアンチェロッティ監督。ビッグタイトルにおいては無冠に終わる可能性が濃厚だが、自身の個人成績に関しては「私は好きでやっている仕事に多くの時間を費やすから常に100点満点と思っているが、私が言うのは公平ではない。成績はクラブが評価すべきだ」と語った。

 また、バルセロナとユベントスが対戦する決勝戦に関しては「優勝候補はバルサだけど決勝では何でも起こり得る」と主張した。

【了】

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