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酒井高所属のシュトゥット、2季連続残留に導いた監督と契約延長せず

text by 編集部 photo by Getty Images

酒井高所属のシュトゥット、2季連続残留に導いた監督と契約延長せず

今季限りで退任となるフーブ・ステフェンス監督【写真:Getty Images】

 1部残留を最終節で決めたDF酒井高徳の所属するシュトゥットガルトは、来季フーブ・ステフェンス監督との契約を延長しないことを24日、ロビン・ドゥットSD(スポーツ・ディレクター)が発表している。

 ステフェンス監督は昨季終盤に、降格危機にあったシュトゥットガルトの監督に就任。見事残留へと導いたが、続投はせずにそのまま1度退任している。

 その後、シュトゥットガルトは今季、フランクフルトからアルミン・フェー前監督を招へいした。しかし、成績不振により同監督が責任をとり辞任。昨年11月より再びステファンス監督を迎えることとなった。

 最終節まで残留争いがもつれたものの、2季連続でチームを残留に導いたステフェンス監督だったが、シュトゥットガルトは今後のことを考えて契約を延長しないようだ。

 ドゥットSDは「フーブ・ステフェンスは100年に一度の救世主だ」とその功績を称賛。そして「彼は2度も我々を降格から救ってくれた。本当に素晴らしい仕事をした。本当に感謝している」と、感謝の意を述べた。

 しかし、「これからは降格争いをしないチームを考えなければいけない」と、話し「もしステフェンスを続投させることにすれば、それは珍しいことだろう」と、最後まで残留争いを演じた監督に続投を望むことは普通はしないと考えている。

 チームを2度も降格危機から救った監督ではあるが、上位、中位に食い込むチームにするための決断のようだ。

 後任についてはまだ明かされていないが、ドイツ紙『ビルド』の情報によれば、今季途中まで2部のRBライプツィヒを率いていたアレクサンダー・ツォルニガー氏が有力と見られている。

【了】

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