日本代表のヴァイッド・ハリルホジッチ監督は15日、翌日に行われるW杯アジア2次予選・シンガポール戦の前日会見に出席した。

「全ての人が勝利を待っていますし、我々の方が強いと思っています」と切り出したハリルホジッチ監督。誰よりも負けを嫌う指揮官だが、この試合には「罠が仕掛けられている」と考えているという。

　その“罠”となりうる根源は、「相手を過小評価」することであり、「集中と丁寧さを欠く」ことだとハリルホジッチ監督。日本が圧倒的に試合を支配することが予想されるが、「守備も注意深くしないといけない」と警戒を怠らない。

　W杯へと繋がる最初の試合だけに、シンガポール戦のスタメンは気になるところ。そうした質問に対し、ハリルホジッチ監督は「可能性としては、同じチームにする可能性もありますが、確定ではありません」と、含みを持たせた。

　これは、レギュラーが確定した選手はいないというメッセージだ。「どのポジションでも自分の席を取るために戦わないといけない」と、選手一人ひとりに強い競争心を持つことを求めた。

　とはいえ、ハリルホジッチ監督は選手たちのここまで取り組みは評価しており、「選手たちを信頼しています」と述べた。

　そして「サポーターも我々と一緒に戦ってくれている。良い試合をして、スペクタクルな試合にしたい。みなさんを喜ばせたいと思っています」と意気込みを語った。

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