FC東京は28日、味の素スタジアムで2015キッズフェスティバルを実施。マインツへ移籍する武藤嘉紀による『感謝のごあいさつ』も行われた。

　司会者から印象的な試合やゴールについて聞かれると、武藤は考えてから今季の多摩川クラシコを挙げた。

「何か一つを選ぶのは難しいですけど、今年だと川崎フロンターレ戦。あれだけ多くの方が来てくださって、逆転できたのは本当にファン・サポーターの後押しあってだと思う。それが今年一番印象的だったかなと」

　その後、約2時間に渡ってサインや写真撮影に応じた。疲れを見せず「最後なので皆さんに感謝の気持ちを伝えたかったので、良かったです」と、ファン・サポーターとの交流を楽しんだ。

　8月にはブンデスリーガが開幕する。武藤はここまでフルスロットルで戦い続けてきたこともあり、「まずは体をしっかり休めて、そこから体の調子が良くなるように少しずつトレーニングを再開する」との意向を示した。

　状態を整えた後、新たな戦いが本格的に始まる。「ドイツに行ったらレギュラー争いがあるので、そこにしっかり食い込んでいけるように」と、武藤は新シーズンへ思いを馳せる。

　即戦力の評価を受けての加入となる。武藤自身も「初戦からレギュラーとして、得点だったりアシストという目に見える結果を出していきたい」と、クラブの期待に応える覚悟を語った。

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