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「やれることは全てやった」。宮間、準優勝も気丈に振る舞う

text by 編集部 photo by Getty Images

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宮間あや【写真:Getty Images】

【なでしこジャパン2-5アメリカ代表 カナダ女子W杯決勝】

 なでしこジャパンは現地時間5日、カナダで開催されている女子W杯の決勝戦でアメリカと対戦し、2-5で敗れた。

 キャプテンとして、司令塔としてチームを牽引し続けた宮間あや。試合後、涙で目を腫らしながらインタビューに応じた。

 前半序盤に連続失点を喫するなど、アメリカの勢いに飲み込まれた。なでしこジャパンは2点を奪ったものの5点を失った。準優勝という結果に宮間は「チームを勝たせられなかったことが一番悔しいですけど、みんなが最後までやれたと思います」と全てを出し切った様子で話した。

 さらに「自分がやれることは全てやった。チームのみんなもW杯を獲るために毎日努力してきた。本当にみんなよく頑張ったと思います」とチームメイトを労うことも忘れなかった。

 宮間にとっては、悔しさ以上に込み上げる思いがあった。「応援してくださった皆様に申し訳ない」と述べており、W杯、五輪と3大会連続ファイナリストになったことについても「優勝と準優勝は違うので本当に申し訳ないです」と詫びた。

 目標である優勝には手が届かなかった。だが、ここが終着点ではない。「なでしこはまだまだ続いていく。これからも皆さんに応援してもらえるようなチームでいられるように頑張りたい」と宮間は気丈に振る舞い、今後も戦い続けることを誓った。

 最後にこの4年で手にできたものは、という質問に、なでしこのキャプテンは「最高の仲間だと思います」と即答した。連覇は逃したが、このチームの絆は世界一と言っても差し支えないだろう。

【了】

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