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コパ準Vのアルゼンチン、決勝で仲間がメッシへのパスを拒否?

text by 編集部 photo by Getty Images

コパ準Vのアルゼンチン、決勝で仲間がメッシへのパスを拒否?
リオネル・メッシ【写真:Getty Images】

 コパ・アメリカ(南米選手権)決勝でチリ代表に敗れたアルゼンチン代表の選手が、チームの主軸であるFWリオネル・メッシに故意にパスを出さなかった可能性が指摘されている。

 メッシは、所属クラブのバルセロナで、二度の三冠を含む様々な偉業を達成してきた。昨年のブラジルW杯で準優勝に終わったメッシは、A代表で自身初のタイトル獲得に意欲を燃やし、今回のコパ・アメリカに並々ならぬ決意をもって挑んでいた。

 しかし、アルゼンチンは、大会初優勝を狙う開催国チリの体を張ったプレーの前に最後まで得点を挙げることができず、PK戦の末に決勝で敗れてしまった。メッシ自身もゴール前で決定的な仕事ができず、試合後には大会MVP受賞を辞退する異例の事態となった。

 すると先日、サンクガ・エスポルトのコーディネーターを務めるマルコス・レイナ氏が、大手メディア『ESPN』のサイトに掲載した決勝戦に関する映像で、アルゼンチンの選手らがメッシに故意にパスを送らなかった可能性を指摘。特にMFハビエル・パストーレは、メッシとの絡みに消極的だったと主張している。

 スペイン紙『スポルト』は、アルゼンチン人ファンやメディアの圧力により、メッシ以外の選手にパスを出すことを選択したのではないかとの見解を示している。アルゼンチンは、メッシがピッチに立つ以上、同選手を前面に押し出すサッカー以外に優勝を手にする手段はなく、今後もチームメートとの意思疎通が鍵となるのかもしれない。

【了】

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