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セリエA 9年前

“可変式4-3-1-2”という形がみえたミランと“補強待ち”のインテル。ミラノ両雄の展望を探る

インターナショナル・チャンピオンズカップ(ICC)が現地時間の25日に行われ、ミラン対インテルのミラノダービーが開催された。両チームともに大型補強を実行し、低迷からの脱却を狙う。師弟関係にある両チーム指揮官は、今季を飛躍の年とすることができるのはどちらだろうか。

text by Keiske Horie photo by Getty Images

指揮官が師弟関係にあるミラノの両雄

“可変式4-3-1-2”という形がみえたミランと“補強待ち”のインテル。ミラノ両雄の展望を探る
師弟関係にあるロベルト・マンチーニとシニシャ・ミハイロビッチ【写真:Getty Images】

 ミラノの“兄弟”にとって、2014/2015シーズンは暗黒のシーズンだった。セリエAでインテルは8位に、ミランは10位に低迷し、どちらもチャンピオンズリーグはおろかヨーロッパリーグ出場権を獲得することはできなかった。

 インテルのロベルト・マンチーニ監督と、ミランのシニシャ・ミハイロビッチ新監督は師弟関係の仲だ。2004年から2008年までマンチーニ監督がインテルを率いた際には監督と選手の関係であり、ミハイロビッチが監督へと転身してからもチームカラーのマフラーを巻くスタイルがマンチーニ監督へのリスペクトの表れと報じられていた。

 そんな両チームの指揮官だが、現在指定対決をリードしているのは弟子のミハイロビッチ監督だ。現地時間の25日に行なわれたインターナショナル・チャンピオンズカップ(ICC)でのミラノダービーで、ミハイロビッチはチームの完成度の高さをインテルに見せつけた。

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