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韓国メディア、日本を厳しく非難「監督は会見で言い訳」

text by 編集部 photo by Getty Images

韓国メディア、初戦敗北の日本を厳しく非難「監督は会見で言い訳」「W杯出場も危機」
日本代表は次戦で韓国代表と対戦する【写真:Getty Images】

 日本代表は2日に行われた東アジア杯で北朝鮮代表で1-2の逆転負けを喫した。次の相手は宿敵・韓国だ。すでに中国相手に勝利している韓国との一戦は、大会連覇に向けて負けられない一戦だ。

 ヴァイッド・ハリルホジッチ監督体制となって初黒星を喫した日本代表だが、韓国メディアは厳しく批判している。

 総合メディア『デイリー・アン』のアン・チワン記者は「ハリルホジッチ監督は目的意識がない。前日会見では、『3日前に武漢に到着してから、トレーニングはたった1回だけだった。我々のコンディションは不良でフィジカルは強くない』と言い訳をしていた」と、ハリルホジッチ監督を非難した。

 また、イ・サンヨプ記者は「日本はアジアと異なるサッカーをするため、欧州や南米から学んできた。北朝鮮戦では得意のパスとプレッシャーを見せた。日本は技術が高い国には上手く戦っているが、コートジボワールや北朝鮮のようなフィジカルが強い国に苦戦している」と、ブラジルW杯での敗戦を引き合いに出して指摘している。

 同氏は更に「日本は本田圭佑や香川真司という黄金世代がいたことで今まで自信を持っていたが、今はW杯出場の危機にある。アギーレ前監督が八百長疑惑スキャンダルでチームの雰囲気を崩し、ハリルホジッチ監督はまだ日本のサッカーを理解していない」と述べている。

 また、全国紙『京郷新聞』のファン・ミンコク記者は、「普通なら日本が北朝鮮に負けることはない。今回の結果はフィジカルにより決められた。東アジア杯のキーワードはフィジカルである」と分析している。

 北朝鮮戦では相手が多用してきたロングボールに競り勝つことが出来ず、終盤に2失点。韓国代表も196cmの巨漢FWキム・シンウクを筆頭に高さのある選手を多く擁しており、ウリ・シュティーリケ監督も高さを利用した攻撃を仕掛けることを示唆している。

 韓国戦は5日、北朝鮮と同じ武漢武漢スポーツセンタースタジアムで行われる。北朝鮮戦の敗戦を糧に、韓国戦では勝利に期待したい。

【了】

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