悔しいドローにも収穫見えた日韓戦。タフな守りを見せた守備陣、変化をつけた山口&倉田

2015年08月06日(Thu)11時20分配信

text by 元川悦子 photo Getty Images
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攻撃陣には課題

悔しいドローにも収穫見えた日韓戦。タフな守りを見せた守備陣、変化をつけた山口&倉田
ヴァイッド・ハリルホジッチ監督【写真:Getty Images】

 北朝鮮戦からいくつかの部分で前進が見られただけに、1-1のドローという結果、そして2戦目で東アジアカップ連覇の夢がついえたことは不完全燃焼感が強い。特に攻撃の迫力不足、決定力不足は非常に大きな課題。山口蛍の前半39分のミドル同点弾はまさにビューティフルゴールシュートだったが、それ以外の決定機らしい決定機は90分間通してほぼなかった。

 永井の背後への抜け出しも最後につぶされ、後半から登場した浅野拓磨(広島)の飛び出しもシュートまで持ち込めず、宇佐美もドリブルで仕掛けた段階で相手に止められてフィニッシュまで行けないなど、迫力不足は否めなかった。個の打開力、ゴール前の推進力という点では韓国アタッカー陣の方が上回っていたと言わざるを得ない。

 日本代表の得点はザックジャパン時代から本田圭佑(ミラン)と岡崎慎司(レスター)の依存度が圧倒的に高い。彼らも30歳目前ということで、いつまでも彼らに頼っていたら、日本の攻めも頭打ちになってしまう。

 それだけに、この大会で若手に飛躍をきっかけをつかんでほしいところ。しかし、現時点で本当にチャンスをモノにしつつあるのは、初戦でゴールした武藤雄樹(浦和)だけ。このままでは物足りない。9日の最終戦・中国戦ではそれ以外の面々に奮起を求めたい。

 日本はハリルホジッチ監督就任後、いまだ公式戦で勝っていない。その悪循環に終止符を打てるか否か。今こそ指揮官と国内組の真価が問われる。

【了】

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