「選手の目を見る」。炎天下での青空ミーティング、ハリル監督の訓示が持つ意味と影響とは

中国・武漢で行われている東アジアカップ。開催国。中国との最終戦を前にヴァイッド・ハリルホジッチ監督は、就任後最長となる25分間の青空ミーティングを行った。炎天下での訓示はどのような意味を持ち、選手たちにどのような影響を与えたのだろうか。

2015年08月08日(Sat)11時50分配信

text by 元川悦子 photo Getty Images
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「練習してても暑いんで、話してても変わんないです」

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武藤雄樹は長時間ミーティングも涼しい顔だった【写真:Getty Images】

 2015年東アジアカップ(武漢)の最終戦、9日の中国戦が目前に迫ってきた。ここまで北朝鮮と韓国に1分1敗の日本代表がラストマッチを落としたら、今大会最下位、そしてアジア4試合連続未勝利という不名誉な結果が現実になってしまう。

 そうなると、9月に再開される2018年ロシアW杯アジア2次予選への影響も懸念される。こうした負の連鎖を今度こそ断ち切るためにも、中国には勝って終わるしかない。

 そういう危機感はヴァイッド・ハリルホジッチ監督の中でも日に日に強まっているのだろう。韓国戦で引き分けた翌6日の練習前には約15分間の炎天下ミーティングを実施したが、7日はそれをはるかに上回る25分近い訓示を行った。

「練習してても暑いんで、話してても変わんないです」と武藤雄樹(浦和)は涼しい顔で話したものの、直射日光の当たるピッチ上の気温は40度をはるかに超えていた。

 円陣に呼び寄せられた日本サッカー協会の田嶋幸三副会長、原博実専務理事も最後の方は辛そうな様子をのぞかせたほどだ。そんなことはお構いなしに、指揮官は身振り手振りで自分の考えを前面に押し出していた。

 3月の就任後から、練習前の青空ミーティングというのは連日のように行われてきたが、これまでは15分程度が最長だった。猛暑の中、無謀にも思えるこんな場を練習前に設けるのは、もちろん選手たちに気合を入れる意味合いもあるだろうが、誰が自分の話を最後まで集中して聞けるのか、信頼に足る選手なのかを見極める狙いの方が大きいのかもしれない。

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