チェルシーvsスウォンジー
昨季のプレミア王者であるチェルシーの補強は、現状では必要最低限に留まっている。ペトル・チェフ(アーセナル)の代わりにはストークからアスミール・ベゴビッチを、ディディエ・ドログバの代わりにはモナコからラダメル・ファルカオを獲得した。
アトレティコに復帰したフィリペ・ルイスが抜けた穴には、アウグスブルクの若手DFアブドゥル・ラーマン・ババの獲得が近づいている。
ジョゼ・モウリーニョ監督は当然連覇を狙っている。しかし、昨季と同じく少数精鋭でCLやカップ戦に挑むのであれば、PSG戦(ホームでアウェイゴールの末に敗退)のような事態を避けるべく、昨季以上に上手くローテーションを組まなければならない。
スウォンジーはこれまで6連勝と相性が良い相手だが、油断はできない。ICCではPK戦を除いて勝利はなく、コミュニティシールドではモウリーニョ監督体制で無敗を続けていたアーセナルに敗れてしまった。
昨季はウィルフリード・ボニが冬にマンチェスター・シティへ移籍したが、スポルティング・ブラガからポルトガル代表FWエデル、マルセイユからガーナ代表FWアンドレ・アユーを獲得し、前線の補強に成功している。
チェルシーは第2節でいきなり昨季2位のシティとアウェイで対戦する。ホームでスウォンジー相手に快勝を収め、勢いを付けた状態でシーズン最初の大一番を迎えたいところだろう。
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