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パリSG会長がイブラに仰天移籍プランを提案。新天地の年俸は41億円!?

text by 編集部 photo by Getty Images

パリSG会長がイブラに仰天移籍プランを提案。新天地の年俸は41億円!?
PSGのFWイブラヒモビッチ(左)とケライフィ会長【写真:Getty Images】

 パリ・サンジェルマン(PSG)に所属するスウェーデン代表のFWズラタン・イブラヒモビッチ(33)が、所属クラブのナセル・アル・ケライフィ会長から驚きの移籍計画を提案されていることが明らかになった。

 2014/15シーズンにフランス史上初の国内三冠を達成したPSGは、今夏にマンチェスター・ユナイテッドからアルゼンチン代表のFWアンヘル・ディ・マリアを獲得し、今後数シーズンに渡ってチームの柱になれる即戦力の確保に成功。そのため、クラブはイブラヒモビッチをタイ人資本家ビー・テチャウボン氏による株式増資が成立したミランへ放出するのではないかと取り沙汰されたが、カタール人オーナーであるケライフィ会長がチャンピオンズリーグ優勝にはイブラヒモビッチが必要であると同選手の残留を明言した。

 伊メディア『ラジオ24』によると、ケライフィ会長は、PSGと2016年6月まで契約を残すイブラヒモビッチに対し、2016/17シーズンはカタールのアル・サッドで1年間プレーし、2017/18シーズンは米MLSに新規参入予定で元イングランド代表のデイビッド・ベッカム氏がオーナーを務めるマイアミのチームに移籍するプランを提案したと報じられている。

 同メディアによれば、PSGから推定1500万ユーロの年俸を受け取っているイブラヒモビッチは、カタールでその倍となる3000万ユーロ(約41億円)が支払われる見通しだという。なお、アル・サッドにはバルセロナ時代のチームメートである元スペイン代表のMFシャビ・エルナンデスも今夏からチームに加わっている。

 しかし、この移籍計画の最大懸念は、ベッカム氏のチームが2018年までにMLS参入が間に合うかという点である。ベッカム氏が率いるマイアミ・ベッカム・ユナイテッド・グループは先月、マイアミ市と米大リーグ(MLB)のマイアミ・マーリンズの本拠地隣に2万5000人収容のサッカースタジアムを建設することで合意に達し、当初公表していた2020年から2018年の参入に方針転換している。しかしながら、同チームはフランチャイズ権の取得やスタジアム建設の完成時期など様々な問題を抱えているため、イブラヒモビッチの米国移籍のタイミングで全ての準備が整っているかは不明瞭なままだ。

 イブラヒモビッチは、今夏のプレシーズンに行われたインターナショナル・チャンピオンズカップの米ラウンド期間中に、MLSへの関心や次の新天地はビッグサプライズになることをほのめかす発言をして話題となった。欧州各国リーグで多くのタイトル獲得に貢献してきたイブラヒモビッチは、果たしてどの国でキャリアを終えることになるのだろうか。

【了】

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