佐々木則夫監督【写真:Getty Images】
東アジアカップに参加しているなでしこジャパンは8日、最終戦で開催国の中国と対戦して2-0で勝利を収めた。
これまで北朝鮮と韓国に連敗を喫してきた日本だが、完全アウェイでも萎縮することなく中国ゴールを攻め続け、終盤に途中出場の横山久美が先制ゴールを挙げると、アディショナルタイムには杉田亜未がダメ押しのミドルシュートを沈めて勝負を決めた。
佐々木則夫監督は若い選手たちの活躍について「彼女たちにとってはいいタイミングで、いい機会だった」と称え、練習不足での初勝利を喜んだ。
しかし、3試合を通じて「もう少しリスク管理をしたり、ここというところを抑えて点を取れば」という課題も見つかった。W杯に出場していなかった“Bチーム”の限界を露呈してしまったともいえる。
佐々木監督は「1戦1戦成長してくれたのでどうにか許してやってください。すみません」と謝罪したうえで、「これから五輪予選に向けて総体的に準備していくいい材料にしていきたい」と次なる戦いに向けて意気込んだ。
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