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バレンシアが3年ぶりのCL本選へ。柿谷所属のバーゼルはアウェイゴール差に泣く

text by 編集部 photo by Getty Images

バレンシアが3年ぶりのCL本選へ。柿谷所属のバーゼルはアウェイゴール差に泣く
チームをCL本選に導いたアルバロ・ネグレド【写真:Getty Images】

 UEFAチャンピオンズリーグ(CL)のプレーオフ2ndレグが25日に行われ、5チームが本選出場を決めた。

 ホームでの1stレグを3-1で終えていたバレンシアは、アウェイに乗り込んで4分にアルバロ・ネグレドの絶妙なループシュートで先制し、モナコを窮地に追い込む。

 最後まであきらめないモナコは17分にアンドレア・ラッジのゴールで点差を詰めるが、相手にペースを握られてそれ以上の糸口が見いだせない。しかし、後半に入って積極的な選手交代で流れを引き寄せると、75分にセットプレーからエルデルソン・エチエジレが押し込み、2戦合計スコアで1点差まで迫る。

 だが、反撃も一歩及ばず。バレンシアはアウェイで2-1と敗れたものの、地力の差を見せて2戦合計3-4で3年ぶりのCL本選出場を決めた。

 バーゼルのホームで行われた1stレグ、土壇場で追いつき2-2で終えていたマッカビ・テルアビブは11分にルカ・ズッフィにゴールを許して再びリードを与えてしまう。

 それでも1stレグで劇的同点ゴールを決めていたエラン・ザハヴィがバーゼル相手に3ゴール目を挙げて2戦合計スコアを3-3とする。そしてそのまま試合終了。同点に終わったが、アウェイゴールを2つ奪っていたマッカビ・テルアビブがCL本選へと進んだ。バーゼルの柿谷曜一朗はベンチ外となり欠場している。

 アウェイでの1stレグを2-3で落としていたマルメは、ホームでセルティックに2-0で勝利。マルクス・ローゼンベリと途中出場のフェリペ・カルバーリョのゴールで2戦合計スコアを4-3とし、逆転で本選出場を決めた。

 ディナモ・ザグレブはスカンデルベウを4-1と圧倒。アウェイでの1stレグは1-2で勝利していたため、2戦合計スコア6-2と盤石の戦いでCL本選への駒を進めた。

 そしてシャフタール・ドネツクはラピド・ウィーンを退けた。ホームでの2ndレグは2-2と苦しめられたが、アウェイで0-1と先勝していたことが効き、2戦合計スコア3-2でなんとか上回った。ドグラス・コスタやルイス・アドリアーノら主力を失った今夏の戦力ダウンが大きな影響を与えている。

 25日に行われた5試合の結果は以下の通り(カッコ内は2戦合計スコア)。

シャフタール・ドネツク 2-2(3-2) ラピド・ウィーン
モナコ 2-1(3-4)バレンシア
ディナモ・ザグレブ 4-1(6-2) スカンデルベウ
マッカビ・テルアビブ 1-1(3-3) バーゼル
マルメ 2-0(4-3) セルティック

【了】

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