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2得点演出の香川にまずまずの高評価も、好機逸で「あまりに優柔不断」

text by 編集部 photo by Getty Images

2得点演出の香川にまずまずの高評価も、好機逸で「あまりにも優柔不断」
相手選手と競り合う香川真司【写真:Getty Images】

 ドイツ・ブンデスリーガ第4節が12日に行われ、ドルトムントはハノーファーを2-4で下してリーグ開幕4連勝、公式戦9連勝を飾った。

 この試合に先発し、決勝点となるチーム3点目の起点となった香川真司には各メディアからまずまずの好評価が下されている。

 独『ビルト』紙と地元紙『ルール・ナハリヒテン』は香川に「3」をつけた。ドイツの採点は他国と違い、「1」から「6」までの11段階で表され、数字が小さいほど高評価となる。

 また、独『デア・ヴェステン』も「3」をつけて「ギュンドアンやムヒタリアンと素晴らしいコンビネーションを見せたが、最後の局面であまりにも優柔不断だった。12分にペナルティエリア内でクロスを受けたが、優れたテクニシャンは躊躇してボールを奪われてしまった」と先制のチャンスをフイにしてしまったことを指摘する。

 一方で「力を尽して3得点目をもたらす扱いやすく素晴らしいボールをペナルティエリア右のギンターに届けた」とチャンスメイクでの貢献を高く評価している。

 香川はその後も4点目のPKを誘発するクロスを上げており、主にピッチの左側から攻撃を組み立てて勝利に貢献した。

 また、ドルトムントで最も高評価だったのはGKロマン・ビュルキと右SBに入ったマティアス・ギンターだ。守護神には『デア・ヴェステン』が「2.5」、『ルール・ナハリヒテン』は「2」を与えている。

 ギンターには『ビルト』紙から最高評価の「1」が、『ルール・ナハリヒテン』はヘンリク・ムヒタリアンと並ぶチーム2位タイの「2.5」、『デア・ヴェステン』もビュルキと同じ「2.5」をつけている。

 なお、敗れたハノーファーの酒井宏樹と清武弘嗣には『ビルト』からそれぞれ「3」の評価を下された。負傷からの復帰戦となった清武は前半に先制点の起点となるスルーパスを通すなど、中盤で唯一攻撃に創造性を加えられる存在として中心的役割を担った。

【了】

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