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CLドイツ勢の展望。優勝見据えるバイエルン。一方で…開幕4連敗の中“死の組”を迎えるクラブも

text by 本田千尋 photo by Getty Images

4連敗、2得点11失点…躍進遂げた昨季の面影なきボルシアMG

 バテのアレクサンドル・フレブは、CLを「素晴らしい体験」としながらも「現実を見なければならない」と『キッカー』誌に語る。かつてアーセナル、バルセロナを転戦したフレブが言うように、ベラルーシ王者とレバークーゼンとの間には力の差がある。

 デ・ブルイネがマンチェスター・シティに、ソン・フンミンがトッテナムに移籍するなど、主力が入れ替わったボルフスブルクとレバークーゼンも、リーグ戦では今ひとつ軌道に乗っていない。それでも初戦をホームで迎えるアドバンテージがある。勝ち点を得る可能性は高い。

 このようにCLの開幕に胸踊る3チームに対して、背筋が凍る思いをしているのが、ボルシアMGだ。

 ブンデスリーガの開幕戦でドルトムントに0-4と粉砕されて、4連敗した。4試合で2得点11失点の最下位である。0-3で落とした11日のハンブルガーSV戦では失点の仕方も悪かった。

 1失点目:ヤンチュケのバックパスをラソッガにかっさらわれる/2失点目:CKからラソッガにヘッドで叩きつけられる/3失点目:GKドロブニーからのロングキック1本で裏を取られてミュラーに決められる。

 さらに64分のCKの守備の際には、味方ノルドヴァイトの肘が入って主将シュトランツルが負傷退場する。8週間の離脱となった。エーベアルSDは「どこからこんな不安がピッチの上にやってきたのか、理解できない」とこぼした。

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