【日本】J2北九州、「ぶちくらせ」全面禁止。応援団体は使用継続で抗議
「ぶちくらせ」問題が議論を呼んでいる北九州サポーター【写真：Getty Images】
J2のギラヴァンツ北九州は30日、チームの応援団が使用している「ぶちくらせ」コールについてクラブの見解を発表した。
北九州は「ぶちくらせ」という表現が子供たちが多く集まるスタジアムで使用するには不適切であり、同様の表現を用いたコールや横断幕の掲出を控えるようサポーターに訴えかけた。
しかし、北九州の応援団『YELLOW BRIGADE』は、「ぶちくらせ」は“相手を倒せ”“ゴールを決めろ”といった意味の方言であり、賛成の声も届いていることから使用を取りやめる気はないと主張。双方の意見は食い違うこととなった。
1日に行われたJ2第39節の京都サンガFC戦で、ゴール裏のサポーターは「ぶちくらせ」と書かれた横断幕を掲出し、クラブから使用禁止を要請されたコールを歌って抗議の意思を示した。
しかし、これに対して警察官立ち合いのもと、横断幕を強制撤去。「ぶちくらせ」コールをしたサポーターには今後、スタジアムへの入場禁止処分が科せられる可能性もあるという。
クラブとサポーター、双方の意見は水平線を辿っており、今後も多くの議論を呼ぶことになりそうだ。
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