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1強時代は終わるのか。ブンデスの、ドルトムントの行方を左右するバイエルンの「プレゼント」

text by 本田千尋 photo by Getty Images

12試合で9勝2分1敗。十分な戦績を残すドルトムント

「プレゼント」の中身が気になるところだが、同時にルンメニゲは「私も監督もリラックスしている」とも話している。一時はペップが、盟友チキ・ベギリスタインのいるマンチェスター・シティの監督に就任することも噂された。しかしルンメニゲの思わせぶりな口調は、そのままペップがこのままミュンヘンに留まる可能性と言えそうだ。

 しかし『キッカー』誌が「全ての拡大解釈は推測である」と記すように、現段階で確実なことは、「ブンデスリーガの前半戦終了後にバイエルンの重役陣とペップとの間で話し合いがある」ということだけである。ひとまずファンは、ルンメニゲからの「クリスマスプレゼント」を待つしかない。

 そして「プレゼントの中身」は、バイエルンの今後だけでなく、ブンデスリーガの行方を左右するものとなりそうだ。

 バイエルンがシュトゥットガルトに快勝して首位をキープする一方、ボルシア・ドルトムントは、ダービーでシャルケに競り勝ち、2位を維持している。ドルトムントの成績の内訳を見てみると、12試合で9勝2分1敗の35得点15失点である。バイエルンが12試合で11勝1分の37得点4失点と、あまりに強過ぎるので目立っていないが、十分にリーグ優勝に値する戦績だ。

 もちろん全体のレベルの差があるので単純に比較は出来ないが、ドルトムントの戦績を欧州他国のリーグの首位と比べてみる。イングランドのプレミアリーグは、12試合を終えてマンチェスター・シティが首位に立つ。

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