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1強時代は終わるのか。ブンデスの、ドルトムントの行方を左右するバイエルンの「プレゼント」

text by 本田千尋 photo by Getty Images

バイエルンとドルトムント=新たな2強時代の到来は?

1強時代は終わるのか。ブンデスの、ドルトムントの行方を左右するバイエルンの「プレゼント」
トーマス・トゥヘル監督【写真:Getty Images】

 内訳は8勝2分2敗の26得点9失点である。スペインでは9日現在でバルセロナが11試合を終えて9勝2敗の25得点12失点で、イタリアではインテルが12試合で8勝3分1敗の12得点7失点で首位に立っている。欧州の他国を見渡せば、ドルトムントの成績は、リーグのトップに相応しいものと言っても過言ではない。

 圧倒的な強さでブンデスリーガを席巻するペップが去ることになれば、ここ数年のバイエルンの一強独裁は終わりを迎える可能性は高い。ハインケス、ペップと続いた無類の強さを維持することのできる指揮官が、果たして欧州にどれだけいるだろうか。

 一方でドルトムントは、今季から3年契約を締結したトーマス・トゥヘル新監督の下、順調にチームを発展させている。戦績は各国リーグの首位に劣らず、勝ち点差5でバイエルンに追従する。「クリスマスプレゼント」の中身は、バイエルンとドルトムント=新たな2強時代の到来の可能性も含んでいるのだ。

 しかし「全ての拡大解釈は推測である」。バイエルンの行方もブンデスリーガの今後も、ひとまずルンメニゲがペップの未来を告知するクリスマスを待つしかなさそうである。

【了】

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