1.ウクライナ vs スロベニア
ウクライナ代表GKアンドリー・ピャトフ(左)とスロベニア代表FWズラタン・リュビヤンキッチ(右)【写真:Getty Images】
何と言っても、最大の注目はスロベニア代表に選出された3人のJリーガーだ。浦和レッズのズラタン・リュビヤンキッチ、名古屋グランパスのミリボエ・ノヴァコビッチ、ジェフユナイテッド千葉のネイツ・ペチュニクが、本戦を懸けてウクライナに挑む。
スロベニアが最後に本大会に出場したのは2000年ベルギー/オランダ大会。一方、プレーオフを勝ち抜けば初の本大会出場となるウクライナだが、“プレーオフ”というものをとことん苦手としている。
ウクライナは過去4度ワールドカップ欧州予選のプレーオフを戦っているが、全てに敗れている。EURO2000でもプレーオフの末に敗れているが、その相手がスロベニアだった。
ウクライナにとってスロベニアはまさに“天敵”であり、過去4度の対戦で一度も勝利したことがない(2分2敗)。
そんなウクライナだが、プレーオフ参加8チーム中最小失点となる守備を誇る。予選4失点は、予選通過全19チームを含めても2位タイ。ゴールを守るのは、シャフタール・ドネツクのGKアンドリー・ピャトフだ。予選では全試合でフル出場しており、鉄壁のウクライナ守備陣を支えている。
イングランド代表からゴールを奪ったノヴァコビッチとペチュニク、そして浦和では決してゴールは多くないものの安定したポストプレーで攻撃にリズムをもたらすズラタンが、堅いウクライナDFを打ち破れるかどうかがポイントとなりそうだ。
【日程】
11月14日 ウクライナ vs スロベニア(キエフ)
11月17日 スロベニア vs ウクライナ(リュブリャナ)
(※日付けはいずれも現地時間)