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EURO2016 8年前

EURO本大会行きを懸けた激闘…4つのプレーオフの見所は?

 2016年にフランスで開催されるEURO2016も予選通過の19ヶ国が決定し、残すはプレーオフのみとなった。プレーオフからは、Jリーグ選手3名を擁するスロベニア代表を含む8チームが参加する。それぞれ4カードの見所はどこなのだろうか。

text by 編集部 photo by Getty Images

1.ウクライナ vs スロベニア

EURO本大会行きを懸けた激闘…4つのプレーオフの見所は?
ウクライナ代表GKアンドリー・ピャトフ(左)とスロベニア代表FWズラタン・リュビヤンキッチ(右)【写真:Getty Images】

 何と言っても、最大の注目はスロベニア代表に選出された3人のJリーガーだ。浦和レッズのズラタン・リュビヤンキッチ、名古屋グランパスのミリボエ・ノヴァコビッチ、ジェフユナイテッド千葉のネイツ・ペチュニクが、本戦を懸けてウクライナに挑む。

 スロベニアが最後に本大会に出場したのは2000年ベルギー/オランダ大会。一方、プレーオフを勝ち抜けば初の本大会出場となるウクライナだが、“プレーオフ”というものをとことん苦手としている。

 ウクライナは過去4度ワールドカップ欧州予選のプレーオフを戦っているが、全てに敗れている。EURO2000でもプレーオフの末に敗れているが、その相手がスロベニアだった。

 ウクライナにとってスロベニアはまさに“天敵”であり、過去4度の対戦で一度も勝利したことがない(2分2敗)。

 そんなウクライナだが、プレーオフ参加8チーム中最小失点となる守備を誇る。予選4失点は、予選通過全19チームを含めても2位タイ。ゴールを守るのは、シャフタール・ドネツクのGKアンドリー・ピャトフだ。予選では全試合でフル出場しており、鉄壁のウクライナ守備陣を支えている。

 イングランド代表からゴールを奪ったノヴァコビッチとペチュニク、そして浦和では決してゴールは多くないものの安定したポストプレーで攻撃にリズムをもたらすズラタンが、堅いウクライナDFを打ち破れるかどうかがポイントとなりそうだ。

【日程】
11月14日 ウクライナ vs スロベニア(キエフ)
11月17日 スロベニア vs ウクライナ(リュブリャナ)
(※日付けはいずれも現地時間)

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