3.スウェーデン vs デンマーク
スウェーデン代表FWズラタン・イブラヒモビッチ（左）とデンマーク代表FW二クラス・ベントナー（右）【写真：Getty Images】
過去幾度となく激突してきたスカンジナビア半島の両チームが、フランス行きを懸けて再び相対する。これまでに顔を合わせた回数は104回にも上り、スウェーデンが40勝、デンマークが45勝とほぼイーブンだ。
スウェーデンは、大黒柱のズラタン・イブラヒモビッチに期待せずにはいられない。予選8得点はチーム最多であり、この男の出来がスウェーデンの未来を決めると言っても過言ではないだろう。
デンマークは16年間に渡って代表チームを指揮してきたモアテン・オルセン監督がEURO2016を最後に退任することが発表されている。デンマークがスウェーデンを破れば、この名将をフランスまで連れていくことができるが、敗れれば1年早く代表チームを去ることになる。
そのデンマークは得点力不足に悩まされている。予選で奪ったゴールはわずかに「8」。親善試合扱いとなり、予選の結果には反映されない同組のフランス戦2試合を合わせても9得点で、これはプレーオフ参加8ヶ国中最小だ。
予選最多得点は、ヴォルフスブルクの二クラス・ベントナーだが、8試合でわずかに2得点という結果が、デンマークの得点力不足を表している。
GKカスパー・シュマイケル（レスター）、DFシモン・ケアー（フェネルバフチェ）、MFクリスチャン・エリクセン（トッテナム）など、各ポジションに経験や実績のある選手を揃えているだけに、ホーム＆アウェイの2試合で少ない得点をどう守っていくかが鍵となるかもしれない。
【日程】
11月14日 スウェーデン vs デンマーク（ソルナ）
11月17日 デンマーク vs スウェーデン（コペンハーゲン）
