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EURO2016 8年前

EURO本大会行きを懸けた激闘…4つのプレーオフの見所は?

text by 編集部 photo by Getty Images

4.ノルウェー vs ハンガリー

EURO本大会行きを懸けた激闘…4つのプレーオフの見所は?
ノルウェー代表MFマルティン・ウーデゴー(左)とハンガリー代表MFゾルタン・ゲラ(右)【写真:Getty Images】

 この両国が対戦した回数は過去17回。しかし、ハンガリーが最後に勝利したのは34年前のことである。

 EURO予選はフランスが属するグループIを除く8グループの3位チームのうち、最も良い成績が収められたチームはプレーオフが免除される仕組みとなっている。ハンガリーは第9節時点でこの1枠に最も近づいていたが、最終節で最下位ギリシャに敗れたため、トルコにその座を明け渡してしまった。

 ハンガリーはこれまで2度EUROに出場しているが、最後に参加したのは1972年まで遡る。W杯でも1986年メキシコ大会を最後に遠ざかっており、30年ぶりの主要国際大会参加を目指す。

 ノルウェーにはレアル・マドリーに所属する弱冠16歳の“神童”マルティン・ウーデゴーを擁するが、トップチームでの出場機会はほとんど得られていない。Bチームとなるカスティージャで主にプレーしているが、21試合で1得点1アシストと伸び悩んでいるようだ。

 15歳でA代表に招集され、EURO予選最年少出場記録を更新するなど大きな期待がかかるウーデゴー。プレーオフで代表初ゴールとなるだろうか。

 対するハンガリーにはスター選手はいない。しかし、ゾルタン・ゲラ(フェレンクバロス・ブダペスト)やバラージュ・ジュジャーク(ブルサスポル)、アダム・サライ(ホッフェンハイム)ら欧州主要リーグで確かな実績を積み上げてきた選手が顔を揃える。

 特にフルハムやウェスト・ブロムウィッチなどプレミアリーグで長くプレーしたゾラは現役選手では代表最多得点を記録している。歴代1位は、その名前が1年のスーパーゴールを挙げた選手に贈られる賞にも使われている、フィレンツ・プスカシュ氏だ。

 決して派手なカードではないかもしれないが、見応えのある戦いとなりそうだ。

【日程】
11月12日 ノルウェー vs ハンガリー(オスロ)
11月15日 ハンガリー vs ノルウェー(ブダペスト)

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