フットボールチャンネル

愛媛、クラブ史上初の昇格POへ! 最後の一枠は三つ巴の争いに

text by 編集部 photo by Getty Images

愛媛、クラブ史上初の昇格POへ! 最後の一枠は三つ巴の争いに
愛媛FCの中盤に欠かせない存在へと成長した藤田息吹【写真:Getty Images】

 明治安田生命J2リーグ第41節が14日に全国各地で行われた。シーズンは今節を含めて2試合となり、J1昇格へ向けた戦いが激しさを増している。

 勝てば文句なしでJ1昇格プレーオフ進出を決められる愛媛FCは、アウェイでこちらも自動昇格達成に向けて負けられないアビスパ福岡と対戦し、1-0で敗れた。35分に中村北斗が奪ったゴールが決勝点となっている。

 3試合勝利のない東京ヴェルディはホーム最終戦でツエーゲン金沢と激突。前半終了間際、金沢にセットプレーから先制を許したが、86分にアラン・ピニェイロが同点ゴールを挙げて追いつき、1-1の引き分けに終わっている。

 日中に行われた試合の結果でプレーオフ圏内から滑り落ちる可能性もあるジェフユナイテッド市原・千葉はアウェイでファジアーノ岡山に1-0で敗れた。74分に矢島慎也がPKで先制点を決めると、その後千葉にもPKのチャンスが訪れたがまさかの失敗。あまりにも悔しい敗戦となってしまった。

 唯一18時キックオフだったV・ファーレン長崎は、4位を確実にしたセレッソ大阪を2-0で破った。扇原貴宏と山口蛍の欠場でチームの心臓部を欠いたC大阪に対し、55分に佐藤洸一、66分には梶川諒太がゴールを陥れて長崎が重要な一戦をものにした。

 第41節を終え、7連勝の福岡は横浜FCと引き分けた磐田に勝ち点79で並んだ。順位は得失点差の関係で3位のままだが、最終節に自動昇格の望みをつなげている。

 一方、福岡に敗れた愛媛は千葉と東京Vがともに引き分け以下で試合を終えたため、6位以下との勝ち点差を4ポイントに広げてクラブ史上初のJ1昇格プレーオフ進出を決めた。

 これによりプレーオフの残された枠はラスト1つになった。来週23日は勝ち点60の6位長崎、勝ち点58の7位東京V、勝ち点57の8位千葉が最後の一枠をかけた最終決戦に臨む。

 J2最終節で長崎はアウェイで北九州と、東京VはアウェイでC大阪と、千葉はホームで讃岐とそれぞれ対戦する。

【了】

KANZENからのお知らせ

scroll top