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負傷者続出のマンU、昇格組ボーンマスに完敗。若手積極起用が裏目に…

text by 編集部 photo by Getty Images

負傷者続出のマンU、昇格組ボーンマスに完敗。若手積極起用が裏目に…
コーナーキックを直接決められるマンチェスター・ユナイテッド【写真:Getty Images】

【ボーンマス 2-1 マンチェスター・U プレミアリーグ第16節】

 プレミアリーグ第16節が現地時間12日に行われ、マンチェスター・ユナイテッドはアウェイでボーンマスと対戦した。

 試合は開始早々に動く。2分、ジュニオール・スタニスラスが蹴ったコーナーキックが直接ゴールネットを揺らし、ホームのボーンマスが先制する。

 けが人続出のユナイテッドは最終ラインで先発したダレイ・ブリント以外のパトリック・マクネアー、ギジェルモ・バレラ、キャメロン・ボスウィック=ジャクソンが不安定なプレーでチームの足を引っ張る。

 それでも24分、ユナイテッドが反撃する。マルアン・フェライニがペナルティエリア内で粘り、強引に押し込んで同点に追いついた。しかし31分にジェシー・リンガードが負傷でプレー続行不可能になりアンドレアス・ペレイラとの交代を余儀なくされるアクシデントが起きてしまった。

 後半、ボーンマスは相手の守備の脆さを突いて追加点を奪う。54分、再びコーナーキックから。今度はサインプレーでジョシュア・キングが決めて2-1。ノルウェー代表ストライカーは古巣相手に貴重な1点を奪った。

 ニック・パウエルを獲得後初めてプレミアリーグのピッチへ送り出すなど若手を積極的に起用したルイス・ファン・ハール監督だったが、完全に策が裏目に出た形となってしまった。モルガン・シュナイデルランやアシュリー・ヤングといった経験にある選手を最後までベンチに座らせた采配には批判が集まりそうだ。

 ユナイテッドを2-1で下したボーンマスは、前節チェルシー戦に続いての大物食いで今季初の連勝を記録している。こちらも負傷者が多く苦しい戦いを強いられているが、エディ・ハウ監督は強気な采配でチームを勝利に導き、自信過剰なオランダ人指揮官を黙らせた。

【得点者】
2分 1-0 スタニスラス(ボーンマス)
24分 1-1 フェライニ(マンチェスター・U)
54分 2-1 キング(ボーンマス)

【了】

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