G大阪の選手が新スタで抱く決意。宇佐美が覚えた“既視感”は夢舞台誕生の証左か

2016年02月16日(Tue)11時30分配信

text by 藤江直人 photo Getty Images
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プレー中に宇佐美が覚えた“デジャブ”

 もっとも、ホーム裏のゴール裏はガンバの選手たちの背中を押すだけではなかった。大声援の塊を背中と頭上から浴び続けながら前半の45分間を守った東口が、苦笑いしながら続ける。

「守備全体に関しては特に問題はありませんでしたけど、いままでコーチングでカバーしてきたマークの受け渡しなどは、ちょっと考えないといけないですね」

 MF宇佐美貴史はデジャブを覚えながら、後半40分にMF大森晃太郎との交代でベンチへ下がるまでプレーしていたと試合後に明かした。

「ホッフェンハイムのスタジアムにちょっと似ていて、さらに規模を大きくしたような感覚ですね。見ての通りでピッチと(スタンドが)近いし、これでお客さんが入ったらどうなるんだろうなと思っていましたけど、すべてがイメージ通りだったというか。常に歓声が降ってくるような感じでしたね」

 2012年夏から1年間プレーしたホッフェンハイムのホーム、ヴィルソル・ライン・ネッカー・アレーナの収容人員は約3万人。2009年1月の開場と比較的新しく、すべての席を屋根で覆われている構造も、デジャブを喚起させたのだろう。

 ガンバの先発フォーメーションは4‐2‐3‐1。昨シーズンも数多く見られた、パトリックをワントップにすえた背後に3人の攻撃的MFを配置。宇佐美は左サイドを主戦場にした。

 前半26分には相手コーナーキックのこぼれ球を拾い、前方にいたMF藤本淳吾へパス。藤本が右タッチライン際に張っていたMFアデミウソンへロングパスを通し、アデミウソンが放った低く速いクロスがグランパスのオウンゴールを誘発。新スタジアムにおける第1号ゴールが生まれた。

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