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イタリア杯決勝、日本人対決は実現せず。インテルが3点差追いつくもユーベがPK戦制す

text by 編集部 photo by Getty Images

ユベントス
インテルを下したユベントス【写真:Getty Images】

【インテル 3-0(3-3)ユベントス コッパ・イタリア 準決勝】

 コッパ・イタリア準決勝第2戦が現地時間の2日に行なわれ、日本代表DF長友佑都が所属するインテルはホームでユベントスと対戦した。

 第1戦を0-3で敗北したインテルは4点差以上の勝利が必要な状況。長友は左サイドバックで先発する。ターンオーバーを敢行し、4-4-2で挑むユベントスに対して、ロベルト・マンチーニ監督はダンブロージオをセンターバックに起用する奇策に出る。

 先制したのはインテル。16分にブロゾビッチのミドルシュートが炸裂し、反撃の狼煙をあげる。さらに後半にはカウンターからエデルのグラウンダークロスにペリシッチが合わせて追加点を決める。

 反撃したいユベントスはザザが抜けだしてGKとの一対一を迎えるも、ここはシュートをポストに当ててしまう。

 すると82分、インテルが決定的なゴールを決める。ペリシッチがエリア内でルガーニに倒されると、ブロゾビッチがPKを沈めて勝負を振り出しに戻した。

 その後も奇跡の逆転を目指すインテルがユベントスの守備陣に襲いかかる。90分にはペリシッチが強烈なシュートを放つも、ここはGKネトが驚異的な反応で防ぐ。

 そのまま試合は90分間が終了。勝負は延長戦にもつれ込む。122分にはモラタが決定的なシュートを二度放つも、ここはGKカリーソが神憑り的なセービングを見せる。

 延長戦でも決着はつかず、勝負はPK戦へ。

 ユベントスの最初のキッカーはバルザーリ。ここはきっちりとゴール右に決める。一方のインテルもブロゾビッチがこの日二度目となるPKを沈めた。二人目のキッカーはザザとパラシオ。先攻のザザがGKの逆を突いて来ます。

 すると後攻のパラシオが痛恨のミス。ゴール左上に外してしまう。その後もユベントスはモラタがPKを沈める。しかし、インテルもマナイがきっちりと決める。ユベントス4人目のキッカーはポグバ。ここもしっかりとゴール左に決める。

 インテル5人目のキッカーは長友。チーム唯一の前回コッパ・イタリア優勝を経験する長友はゴール左に決める。

 そして、運命のユベントス最後のキッカーはボヌッチ。これを豪快に決めてユベントスが決勝進出を決めた。

【得点者】
16分 1-0 ブロゾビッチ(インテル)
49分 2-0 ペリシッチ(インテル)
82分 3-0 ブロゾビッチ(インテル)

PK戦:インテル 3-5 ユベントス

【了】

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