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広島、敵地でブリーラム下し2連勝。決勝Tへ次節2位山東と大一番

text by 編集部 photo by Getty Images

宮吉拓実
決勝ゴールを挙げた宮吉拓実【写真:Getty Images】

【ブリーラム 0-2 サンフレッチェ広島 ACLグループステージ第4節】

 AFCアジアチャンピオンズリーグ(ACL)のグループステージ第4節が5日に開催され、サンフレッチェ広島はアウェイでブリーラム・ユナイテッドと対戦した。

 前節ホームでブリーラムに3-0の快勝を収めた広島だが、未だグループ3位と苦しんでいる。決勝トーナメント進出のためには今節は是が非でも負けられない戦いだ。先発メンバーにはリーグ戦でベンチスタートだったエース佐藤が名を連ね、出場機会に恵まれていない新加入の宮吉が前線でスタメン出場を果たした。

 するとチャンスを得た宮吉が結果を残す。前半終了間際の45分、佐藤のスルーパスに抜け出して欲しかった先制弾をもぎ取った。佐藤やウタカ、浅野らの陰に隠れてなかなか力を発揮できていなかったが、ついに移籍後初ゴールを挙げている。

 後半も広島ペースで試合が進む。ブリーラムは現実的な戦い方でしっかりと守りを固める相手に対して攻め手を見つけられずチャンスを作れない。

 広島は終盤に追加点を奪って試合を決めた。87分、途中出場の皆川がディフェンスラインの裏にパスを送ると、宮吉との交代でピッチに入っていた柴崎が反応してボールを受け、そのままドリブルで持ち込んで冷静にシュートを流し込んだ。

 この2点でブリーラム相手に連勝を収めた広島はACL今大会2勝目を挙げたものの、FCソウル対山東魯能がスコアレスドローに終わったため2位浮上を逃した。広島の次節はアウェイでの山東魯能戦。勝ち点差わずか1ポイントの2位と3位の対決は決勝トーナメント進出に向けた大一番となる。

【得点者】
45分 0-1 宮吉拓実(広島)
87分 0-2 柴崎晃誠(広島)

【了】

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