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香川真司 8年前

香川真司、連戦疲労でも先発か。“罠”を仕掛けるシュトゥットガルトは“決め切る力”を磨く格好の相手

23日、ドルトムントはアウェイでシュトゥットガルトと対戦する。連戦で疲労がたまる香川だが、先発する可能性も十分にある。相手は残留争いの真っ最中で、様々な罠を仕掛けてくるだろう。香川にとって、力を証明する格好の相手である。(文:本田千尋【ドイツ】)

text by 本田千尋 photo by Getty Images

モチベーションが高い15位のシュトゥットガルト。逆にBVBは…

香川真司
シュトゥットガルト戦を控える香川真司【写真:Getty Images】

 幸福の中に罠を潜める。

 VfBシュトゥットガルトの監督ユルゲン・クラムニは、20日のDFBポカール準決勝、ヘルタ・ベルリン対ボルシア・ドルトムントの試合を現地で観戦した。23日のブンデスリーガ第31節で、ホームにBVBを迎え撃つ。

「ドルトムントが持ち前のスタイルで圧倒的だった。勝利に値したね。今、彼らはポカールの決勝に向けて幸福感に浸っていることだろう」

 シュトゥットガルトにとって、今季は3度目の対戦となる。昨年11月29日のリーグ戦は4-1で、2月9日のポカール準々決勝は3-1で敗れた。出来ることならば、3連敗は避けたい。

「この試合に向けて、我々はいくつかのアイデアを用意した。そして、それらを実行するプランを練っている」

 シュトゥットガルトは現在15位だ。降格の可能性はある。勝ち点が欲しい。モチベーションは高い。

 BVBの監督トーマス・トゥヘルは、警戒心を緩めない。

「シュトゥットガルトは攻撃面においてとても危険だ。カウンターの発生を食い止めなくてはならない。そこがカギとなるだろうね」

 ドルトムントにとっては、ヘルタ戦で見せたような、プレッシング、ゲーゲンプレッシングを上手く機能させる必要がありそうだ。ボールを取られたとしても、すぐに取り返して、カウンターを防ぐ。

 BVBが幸福感に浸っているかはともかく、既に2位を確定させているリーグ戦ではモチベーションをどのように保つのか、その維持が難しい。しかし、ポカールは決勝に進出した。

 翌月にバイエルン・ミュンヘンとの最後の試合が控えていることを考えれば、90分を通して攻守の切り替えをスムーズにするために、高い集中を維持してゲームに臨むことが重要となりそうだ。

 シュトゥットガルト戦での香川真司は先発か否か、どうなるだろうか。

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