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JリーグとAリーグが「歴史的なパートナーシップ」を締結。選手獲得などで協力へ

text by 編集部 photo by Getty Images

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Aリーグ王者アデレード・ユナイテッドとJリーグ王者サンフレッチェ広島【写真:Getty Images】

 オーストラリアのAリーグは2日、Jリーグと「歴史的なパートナーシップ」を締結したと公式サイト上で発表した。

 1日に行われたAリーグのグランドファイナル(プレーオフ決勝)に合わせてJリーグの代表団がオーストラリアへ渡り、同国サッカー協会との会談で提携を結んだという。

 両国リーグの協定には「日豪両国によるユース年代の試合を開催する」「両リーグ間で選手の取引を奨励する」「スポーツ外交の強化」「リーグ間の審判交流プログラム継続」「AFCチャンピオンズリーグの共同マーケティング・プロモーション」などが含まれている。

 オーストラリアサッカー協会のデイビッド・ギャロップCEOは「この協定はアジアサッカー界の頂点に立つ2つの国の関係を密にするため大きな意味を持つ。JリーグとAリーグはアジアにおけるひとつの基準であり、互いを高みへと引き上げるチャンスになる」とパートナーシップ締結の喜びを語った。

 また同席したJリーグの中西大介常務理事も「JリーグとAリーグはともに若く、発展途上である。我々は互いに世界クラスの大会を目指している。(中略)うまくいけばオーストラリアと日本、アジアの2チームがW杯決勝で対戦することになるだろう」と両国の関係強化が持つ意味を強調している。

 これまで多くのオーストラリア人選手がプレーしてきたJリーグに今後さらに多くの同国人選手がやってくるかもしれない。さらにはパートナーシップ締結前から噂されていたスター選手の共同獲得が実現し、Jリーグに大物外国人選手が参戦する可能性もある。果たして両国の関係強化は互いのサッカー界にどんな影響を及ぼすだろうか。

【了】

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