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ゲッツェ、残留宣言にバイエルンは“驚き”「我々の意図は伝えたはずだが…」

text by 編集部 photo by Getty Images

マリオ・ゲッツェ
バイエルンのマリオ・ゲッツェ【写真:Getty Images】

 バイエルン・ミュンヘンは、ドイツ代表MFマリオ・ゲッツェを放出したいようだ。26日付けのドイツ紙『キッカー』が伝えている。

 先日ゲッツェは、来季もチームに留まりたいとのコメントを残した。しかし、バイエルンのカール=ハインツ・ルンメニゲCEOはその発言に驚いているようである。

 ルンメニゲCEOは、ゲッツェにはっきりと全てを伝えたようだ。同氏は、「クラブや来季の監督がどのように考えているかを彼は良く分かっている」と同選手の将来について話すと、「だからこそ、彼がチームに残るという選択をすることは考えにくいね。継続的にプレーをしたいかどうかをよく考えなければならない」と同選手の残留に向けて厳しいコメントを残している。

 同紙のアンケート調査によれば、235名のプロサッカー選手の30%によってゲッツェは今季のブンデスリーガのワースト1位に指名されたようだ。投票数は、トラブル続きで所属するヴォルフスブルクから市場に出された2位FWマックス・クルーゼのほぼ2倍の数だという。バイエルンがゲッツェに期待していないことが容易に分かるデータだろう。

 さらに先日には、来季の新指揮官カルロ・アンチェロッティ監督もゲッツェに対してクラブから出た方が良いと助言している。だからこそ、同選手の残留発言に皆が驚いたようだ。相反するゲッツェとバイエルン。一度も実ることのなかった恋は、最後まで実らずじまいなのかもしれない。

【了】

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