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ハリル監督、PK譲らず自らゴール決めた浅野に感心「21歳でボスになった」

text by 編集部 photo by Getty Images

浅野拓磨
PKを自ら決めた浅野拓磨【写真:Getty Images】

 日本代表を率いるヴァイッド・ハリルホジッチ監督が、3日のブルガリア戦を振り返り、自らPKを決めた浅野拓磨に感心した。

 浅野は後半途中に出場し、自ら仕掛けてPKを獲得。他の選手がキッカーとして指名されていたようだが、浅野はボールを譲らず自らPKを蹴ってゴールを決めている。

 これに関してハリルホジッチ監督は「浅野はボスになった。自分で勝手にPKを蹴ったね。21歳でボスになるなんて信じられない」と語り、浅野の度胸に感心した。さらに、「浅野、大島、祐希の様子には満足」ともコメントしており、代表初選出の選手たちの働きぶりに満足した様子を見せている。

 褒める一方で、失点を犯したことに関してはダメ出しもしている。「簡単に分析すると、デュエルで2回負けた。フィジカルパワーで負けたんだ。もちろん疲労が見られた状況ではあったが、フィジカル的に準備できていない人間がいたし、そこは伸ばさないといけない」と語り、フィジカル向上を選手たちに要求した。

 そして、ボスニア・ヘルツェゴビナ戦については「おそらく空中戦はかなり厳しくなる。185cm以上の選手が我々にはいないが、彼らにはいる。そこは問題になってくるだろう。空中戦にどう対応するかがポイントになってくる。日本代表が伸ばさないといけないことがあるとすれば、空中戦にどう対応するか。そこもトレーニングしないといけないところだと思う」と語り、空中戦での攻防が勝負の行方を左右するとの見解を示した。

(取材:元川悦子)

【了】

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