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黒星発進の日本、決勝T進出の確率は20%!? 過去の大会を振り替える【リオ五輪サッカー】

text by 編集部 photo by Getty Images

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日本は大事なグループステージ初戦でナイジェリアに敗れた【写真:Getty Images】

 リオ五輪を戦う日本代表は、現地時間4日に行われたグループステージ初戦のナイジェリア戦で4-5の敗戦を喫し、大会を黒星でスタートすることとなった。

 手倉森誠監督が試合の前日会見で「ナイジェリア戦がメダルへのすべてだという覚悟でいく」と初戦の重要さを強調していたように、国際大会のグループステージを突破できるかどうかは初戦の結果が大きなカギを握るといわれている。

 では、過去の五輪で黒星スタートとなったチームがグループステージを突破できたケースは何回あったのだろうか。

 勝利チームに勝ち点3が与えられる現行システムとなった1996年アトランタ五輪以降、5大会のグループステージ全試合のうち初戦を勝利したのは25チームある。

(※)1992年バルセロナ大会以前は勝利チームに与えられた勝ち点は「2」だった。

 そのうちグループステージで敗退となったのは5チームで、残りの20チームが決勝トーナメントに進出している。

 反対に黒星発進した25チームのうち決勝トーナメントに進出できたのはわずかに5チームのみ。過去の結果から見ると、その確率は20%となっている。

(アトランタ大会のガーナとブラジル、2008年北京大会のコートジボワールとベルギー、2012年ロンドン大会のエジプトの5チームが初戦黒星から決勝トーナメントに進出した)

 なお、初戦を引き分けで終えたのは30チームあり、グループステージを突破したのと敗退したのはそれぞれ15チームずつで確率は50%となっている。

 もう1試合のコロンビア対スウェーデンは引き分けに終わっており、日本は第1戦終了時点で最下位。それだけに、グループステージ突破に向けて残りの2試合での勝利は必須となる。

【了】

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