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レアル、C・ロナウド復活弾など5得点で開幕3連勝も…試合の締め方に課題

text by 編集部 photo by Getty Images

レアル・マドリー
クリスティアーノ・ロナウドが復活ゴール【写真:Getty Images】

【レアル・マドリー 5-2 オサスナ リーガ・エスパニョーラ第3節】

 リーガ・エスパニョーラ第3節が現地時間10日に行われ、レアル・マドリーはホームで昇格組のオサスナと対戦した。

 開幕2連勝中のマドリーに頼れるエースが帰ってきた。負傷で戦線を離れていたC・ロナウドが先発メンバーに入り、EURO決勝以来となる公式戦のピッチに立った。一方、招集メンバーに含まれ注目されていたジダン監督の次男ルカはベンチ入りしなかった。

 試合は開始早々に動く。6分、相手のディフェンスラインが乱れた隙を見逃さず裏へ抜け出したベイルが右サイドからボールを運びラストパス。逆サイドから走りこんでいたC・ロナウドが冷静に流し込んでマドリーが先制した。

 前半終盤にはオサスナもウナイ・ガルシアのヘディングなど惜しい場面を作ったがゴールならず。一方のマドリーは40分にDFのダニーロが結果を残した。GKの弾いたボールを拾って狙い澄ましたミドルシュートを突き刺し、貴重な追加点を挙げた。

 さらにオサスナの心を折る一撃がゴールネットを揺らす。前半アディショナルタイム、クロースのコーナーキックにS・ラモスが完璧なヘディングで合わせて3点目。レアルが昇格クラブを一気に突き放す。

 後半もマドリーが主導権を握って離さない。56分、再びコーナーキックからゴールが生まれる。今度はペペがマーカーをなぎ倒しながらヘディングを沈めた。62分にはモドリッチがゴール前の混乱をミドルシュートで鮮やかにかき分け、マドリーのリードを5点に広げる。

 だが、オサスナも諦めない姿勢を見せる。失点直後の65分、13/14シーズンにチームトップの13ゴールを挙げ、今季からチームに復帰した途中出場のベテラン、O・リエラがデ・ラス・クエバスのクロスに合わせて1点を返す。

 66分、マドリーは負傷明けのC・ロナウドを予定通りベンチに下げ、同じく負傷明けのベンゼマを投入する。

 点差が開いて気が緩んだか、レアルは72分にPKを献上してしまう。GKカシージャとS・ラモスがペナルティエリア内でハイメを倒してしまった。しかし、R・トーレスのPKはカシージャが責任を持ってセーブし事なきを得た。負傷からの復帰が近づくK・ナバスとの定位置争いにも影響しそうな完璧なプレーだった。

 最終盤にかけてオサスナはD・ガルシアのゴールで3点差まで迫ったが、直後のプレーでDFタノが2枚目のイエローカードをもらって退場に。数的不利になったことで反撃する力がなくなってしまった。

 この結果、マドリーは5-2でオサスナを下しリーグ戦開幕3連勝を遂げた。5得点した後にPK献上や2失点など、試合の締め方に課題を残す内容となったものの、勝ち点3という最低限の成果を手にしている。

【得点者】
6分 1-0 C・ロナウド(レアル・マドリー)
40分 2-0 ダニーロ(レアル・マドリー)
45+1分 3-0 S・ラモス(レアル・マドリー)
56分 4-0 ペペ(レアル・マドリー)
62分 5-0 モドリッチ(レアル・マドリー)
65分 5-1 O・リエラ(オサスナ)
78分 5-2 D・ガルシア(オサスナ)

【了】

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