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清武弘嗣、CLユーベ戦は先発か。EL王者セビージャ、新体制で再び欧州最高の舞台へ【現地記者の目】

text by ロシオ・ゲバラ photo by Getty Images

クラブが掲げる目標はベスト16進出

セビージャのホルヘ・サンパオリ新監督
セビージャのホルヘ・サンパオリ新監督【写真:Getty Images】

 チャンピオンズリーグが名誉ある大会であることは間違いないが、同時に経済面でも大きな恩恵がもたらされる。メンバーの維持には費用がかかるが故に、クラブはベスト16進出を目標に掲げている。

 UEFAの分配法によれば、グループステージに参加する各チームには1270万ユーロが贈呈される。計6試合を戦い、1勝を挙げるごとに150万ユーロ、1つの引き分けごとに50万ユーロがそこに加えられる。

 決勝トーナメント進出が持つ意味はいかほどだろうか。そのステージに辿り着いたチームには、600万ユーロが贈られる。その後も1つ勝ち進むごとに大金が転がり込む。グループステージで全試合に勝利し、そのまま大会王者になるチームが出たとすれば、最大5720万ユーロもの大金を手にすることになる。

 これに加えて、「マーケットプール」の概念も見逃せない。総額5億700万ユーロを、チャンピオンズリーグの全32チームの間で様々な基準に応じて分配するものだ。

 だが、まずは一歩ずつだ。セビージャは昨シーズン、アウェイで戦ったチャンピオンズリーグの試合で1勝も挙げることができなかった。水曜日には多くの新顔を加えてユベントス・スタジアムを襲撃し、サンパオリにとって大会デビュー戦となる試合でどういった戦いを見せてくれるかに期待が集まる。準備は完了、さあ行こう。

(取材・文:ロシオ・ゲバラ【セビージャ/マルカ】)

【了】

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