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アジア 7年前

日本と同じく「崖っぷち」だった韓国代表。逆転勝利で指揮官は解任回避も…疑問残る采配に課題は山積み

text by キム・ドンヒョン photo by Getty Images

超攻撃的布陣の韓国、まさかのミスで失点

韓国
ウズベキスタン戦の韓国代表のスタメン

「必ず勝ち点3を取る」という意気込みが入った先発メンバーが発表された。1トップには連携に長けたイ・ジョンヒョプ(蔚山現代)。右にはチ・ドンウォン(アウグスブルク)、左にはソン・フンミン(トッテナム)が入る。

 注目すべきは中盤の構成だった。攻撃的MFの2人にク・ジャチョル(アウグスブルク)と“カタールのメッシ”ことナム・テヒ(レクイヤ)が入る。ボランチはキ・ソンヨンに任された。いわゆる守備的MFが1人もいない、超攻撃的布陣だ。

 4バックには左からパク・チュホ(ドルトムント)、キム・ギヒ(上海申花)、チャン・ヒョンス(広州富力)、キム・チャンス(全北現代)が入った。守護神はキム・スンギュ(ヴィッセル神戸)が完全にレギュラーを勝ち取ったようだ。

 ウズベキスタンのコンディションは一目から見て良くないような感じがあった。しかし守備はしっかりと組織されており、韓国のサイド攻撃を効率よくケアし、手強い相手であることを証明していた。

 ホームの韓国はボールポゼッションで上回るもなかなかゴールをこじ開けれられない。そしてこの最終予選で一貫して指摘されてきた守備からまさかのミスが発生する。

 ウズベキスタン陣営からのロングボールをキム・ギヒが落としたが、これが曖昧な位置に。キム・スンギュが急いでクリアしたが、これがウズベキスタン選手の足元へ行き、鮮やかなミドルシュートを決められた。

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