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Jリーグ 7年前

甲府、残留力は流石だが…ドゥドゥ獲得で最後に帳尻合わせ。進化の鍵は吉田新監督へ【2016年Jリーグ通信簿】

シリーズ:2016年Jリーグ通信簿 text by 編集部 photo by Getty Images , Editorial Staff

残留は自らの力を見定めた故の結果に

ドゥドゥ
シーズン終盤の活躍で残留の立役者となったドゥドゥ【写真:Getty Images】

 1stステージ第5節を終えて1勝1分3敗だったが、その後は4戦負けなしを経験するなど粘り強い戦いを披露した。だが、第16節のベガルタ仙台戦から4連敗を喫するなど、今シーズンも降格圏を彷徨った。

 シーズン途中で最大の戦力だったクリスティアーノが柏レイソルへ移籍するも、ダヴィやドゥドゥといった選手を補強。ドゥドゥは11試合で4ゴールを挙げただけでなく、打開力でもチームを助けた。不安定なシーズンを過ごすことになった甲府は、最終節でサガン鳥栖にも敗れた。

 それでも他の下位チームが敗れたことで残留を達成。クラブの規模は決して大きくなく、毎年J2降格候補に名前が挙がるが、外野の声を嘲笑うかのようにしっかり目標を達成する当たりはさすがというべきか。

 シーズン途中に戦力を補強して結果を出しているが、クラブが自分たちの力を見定めているからこそ、的確に戦力を補充できているともいえるだろう。来シーズン、甲府は再昇格後5年目のJ1を戦うことになる。

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